IZAWA CORPORATION

HOME > HANDLING

Handling お取り扱いについて

美濃焼について

私達の会社は岐阜県の多治見市にあります。多治見市は美濃焼の主な産地のひとつとして知られ、岐阜県土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市を主たる産地とする陶磁器を総じて美濃焼と言います。美濃焼の産地である東濃地域は日本最大の陶磁器生産拠点であり、日本の陶磁器生産量の約半分を占め、この地方で作られる陶器はその種類や作風が他地方に比べ多岐にわたります。

素材特性について

【陶 器】
陶器に使われる土は磁器、半磁器に比べると比較的目の粗い土を原料としている為、熱を伝えにくく保温性があり、温かい風合いや趣きが特徴です。土、釉薬の配合と焼成温度による化学反応で、微妙な色合いや質感が生まれます。天然素材のため同じ商品でも一つひとつ表情が異なります。

【半磁器】
土の風合いを残しながら磁器の性質も併せ持つ素材です。低めの温度で焼かれるので、絵付けや色釉薬の発色がよく、色彩豊かな表現ができるのが特長です。素地はよく焼き締まってほとんど磁器化していますが、わずかに吸水性があります。

【磁 器】
磁器は陶器、半磁器と比べて高温で焼成する為、素地は焼き締まってガラス化が進み、ほんのり透光性がある純白なものを指します。硬くて吸水性がなく清潔に保てて、日常的に扱いやすい素材です。土に含まれる成分や焼成方法により、いくかの種類があり、色味や表情が異なります。

商品説明の表示について

  • 表示価格は税抜きです。消費税10%が別途課税されます。
  • 商品サイズはmm単位です。 φ(W):直径(幅) D:奥行き H(L):高さ(長さ)
  • 容量は満量容量です。商品により多少の誤差があります。ポットは茶漉しを入れずに計測しています。深めの皿等は水平に置いてこぼれない程度の容量です。概ねの目安としてご利用下さい。
  • 素材の詳しい特性と、お取り扱いのご注意については、素材特性についてをご参照ください。

商品の特性

特性上、個体差が出やすい点の解説・特徴的な商品の説明です。

貫入 (かんにゅう)

貫入 (かんにゅう)

陶器の焼成時における陶土と釉薬の収縮率の差によって生ずる表面(釉薬)の細かいひび状のものです。一目見て判るものから、目に見えない微細なものまで、陶器にはよく見られる現象です。ご使用には問題ありませんが、貫入は吸水性があるため、茶渋などの着色汚れが付くことがあります。 下記[陶器について]などをご参照いただき、ご使用前・使用後のお手入れをお勧めします。

手作り

手作り

手作り商品は形を一つひとつ人の手で成型しているものや、職人が手で柄を描いたり色・釉薬を塗ったりしているものを指します。 そのため商品によってサイズ・厚み・形・輪郭などに違いがでることがあります。また、筆などを用いて絵柄を付ける商品については色の濃さや柄に違いができます。 人の手で仕上げたからこその温かみが魅力となる商品です。

色ムラ・質感の違い

色ムラ・質感の違い

やきものは1,100度〜1,300度前後の高温の窯で焼成しますが、その際の火のあたり方が一定ではありません。そのため、同じ釉薬・土を使っていても焼き上がりにバラつきが出ます。一つひとつの色や光沢・質感が異なったり、焦げ目ができることもあります。 また、やきものは主に手作業で釉薬や化粧土を施しているため、多少の塗りムラなどが必ずあります。これらの変化に富んだ表情こそがやきもの独特の魅力の一つです。

吸水性

吸水性

陶器には吸水性のあるものが多く、水気の多いものを長時間入れておくと水漏れを起こしたり、料理や飲み物などが貫入から染み込み、染みや茶渋となって残る場合があります。その為、[目止め]処理が必要となります。 使用後は浸け置きせず早めに洗い、よく乾燥させてから収納してください。

陶土(とうど)の種類

陶土(とうど)の種類

やきものの風合いを増すために鉄などの不純物を含む土を使ったり、石を多く含んだ粗めの土を使った商品があります。鉄などの成分が反応し黒い点や釉薬の色の変化を作る場合があります。 粗い土の場合は、素地の中にわずかに残る空気の粒がピンホールと呼ばれる表面の小さな凹みになりやすい性質があります。素地の表面を削った際に中に含まれる小さな石の粒が擦れ、線を引いたような模様を作ることもあります。

粉引 (こびき)

粉引 (こびき)

素地の上に白化粧土を施し、その上から透明釉薬を掛け焼上げたものです。そのため、表面には細かなひび割れ・貫入など見られます。また、水につけると、斑点のようなシミが現れることがあります。吸水性が高く汚れやシミが付きやすい為、お取り扱いには十分ご注意ください。 下記[陶器について]などをご参照いただき、ご使用前・使用後のお手入れをお勧めします。

耐熱陶器

耐熱陶器

耐熱性のある陶器[耐熱陶器]に対し、直火OKの表記をしています。直火とは家庭用のガスコンロの火を指します。焚き火や炭火は火力が不安定なためお避けください。IH調理器には使用できません。 オーブン・オーブントースター・魚焼きグリルなど温度が安定しているものには使用可能です。 耐熱陶器はその特性から、使っていくうちに焦げや火の煤がうつわに染み付きます。表面は綺麗に洗うことができますが、一度染み付いた色は取ることができません。

鋳込み口 (いこみぐち)

鋳込み口 (いこみぐち)

土を型に流し込む口の部分を鋳込み口(いこみぐち)といいます。液状の土を流し込んで成型する器には製造工程上、鋳込み口部分が盛上がっていたりしわや筋のようなみぞがあり、土色も濃くなります。手作業で削って均しますが必ず跡が残ります。底部分や高台部分に多く見られますが破損ではありません。

陶器・半磁器・磁器共通のご注意

  • 急冷、急加熱は破損の原因になります。
  • 強い衝撃や落下により破損する恐れがありますのでご注意ください。
  • 欠けやヒビがあるものは怪我をする恐れがありますのでご使用にならないでください。
  • 器をしまう際はよく乾燥させてください。湿気を含んだまま置いておくとカビやにおいの原因になります。

陶器(土もの)について

  • 陶器は半磁器、磁器とは異なり、比較的目の粗い土を原料としている為、温かい風合いや趣きが特徴です。
    しかしその反面、欠け易く水分を吸収し易くなっております。より長く陶器商品をご使用いただけるよう、下記の取扱い方法をお勧めいたします。
  • 目止めの処理
    ご使用前に、目止めをすることで、でんぷん質が表面を埋め、汚れを染みにくくします。
    • 鍋に器を入れ、米のとぎ汁または小麦粉・片栗粉を溶かした水で弱火から中火で沸騰させ、
      弱火で20分程度煮沸します。
    • そのまま冷まし、すすぎ洗いをして自然乾燥させてください。
    • 一度で目が埋まりきらないような場合は何度か繰り返して行ってください。
  • 汚れやにおい、カビの予防
    ご使用前にきれいな水に浸し、水分を吸わせてからお使いになりますと、汚れの侵入を軽減させることができます。
    陶器商品は吸水性がある為、水に浸したままで長時間放置しますと、汚れを吸収しシミ・におい・カビを発生させる原因となります。すぐに洗剤で洗いよく乾かしてください。
    器をしまう際は十分に乾燥させた状態でしまってください。乾燥が不十分ですと、におい・カビの原因となります。
    シミ・においがついてしまった場合、重曹またはキッチン用漂白剤を水に溶かして浸しておきますと、多少とることができます。
  • 電子レンジ・オーブン・食器洗い乾燥機のご使用は避けてください。
    (使用可能な商品については個別に表記)
  • 陶器商品には陶器(土もの)のお取り扱いについて添付しておりますので、合わせてご確認ください。

Instagram インスタグラム